ひろさんのココンところ

いまだ人生に惑う事ばかり

長らく都会に行かなかったら

今、僕は山の奥側に暮らしている。海側の都市部には、コロナ禍になってから一切行っておらず、親戚の葬儀の為に仕事終わりに山を一度降りた時など、異世界に迷い込んだような気がして目眩がした。

その時は通り過ぎただけだったのだが、先日、仕事に関わるある講習会に参加する為、久しぶりに都会に行ったのだ。

5年ぶりくらいだろうか。

この前通り過ぎた時は夜の飲み屋街を通過したから、活気に溢れている気がしたのだが、平日の昼間の都会は残念な印象しか僕に与えてはくれなかった。

まず、すれ違う人はほとんど中国の人だった。別に中国がどう、という事ではなく、自分のいる街じゃ無い気がしてしまったのだ。

そして、かつて行きつけだった本屋、CD屋、服屋、古本屋などはほとんど無くなっていた。その代わりに別の何かになっていればまた違ったかもしれないが、ガチャガチャだけが並んでいたり、シャッターが降りたままになっていたりと、なんとも寂しい。

なにせ、人がいないのだ。

駐車場の多さも目立ったが、昔は上限なしの駐車場だらけだった気がするのだが、大体1000円前後の上限で停めれるようになっていた。

行きつけだった喫茶店がまだ残っていて、入り口側のカウンターにマスターが座っているのが見えたのと、本当なら用事がある楽器屋の店長が椅子に座っているのが見えた。どちらも立ち寄らずにその場を去った。

 

街が変わるのは当たり前だけど、なくなっていくのは悲しいかな。喫茶店も楽器屋もいつまであるだろうか。

さて、楽器屋には用事があるのだが、他の用事が見出せない今、次に行くのはいつになる事やら。