ひろさんのココンところ

いまだ人生に惑う事ばかり

文学

宗田理に関するいくつかの思い出

今月、宗田理が亡くなっていたのか。 4月16日、95歳。 ・・・95⁈ なんとまぁ。 wiki情報だと割と最近まで新作が出版されている。 なんかwikiだと、広義のラノベ作家とか書いてあるんだけど、それで括ったらなんでもそうじゃないか。 と、そこまで考えておい…

積み本を崩す:その3「ICO-霧の城-(上)」

同名ゲームのノベライズ作品である。 これ、めっちゃ好きなゲームだったんだけど、何が目的か、何を喋っているか、全然分からなくて、詳しく知りたいとは思ってて、そんな時にこの本が発売されたんだよな。しかも宮部みゆきさん。知らんけどすごい安定感。き…

芥川龍之介、好きだわ。

実はこの前ある本を買ったのだが、先に芥川龍之介の作品を読み返したほうがよさそうだったから、『白』『杜子春』『藪の中』『河童』と、立て続けに四作、青空文庫で読み返した。 ビックリしちゃったよホント。メチャクチャ面白いし、カッコいいよ。 思想や…

積み本を崩す:その1 「猫に時間の流れる」保坂和志

何故かふと目に入って本棚から取り出したこの本は、多分、昔読んでいる、はずなのに、全く記憶に残っていなかったのだが、数行読んでも全く既読感がなかったのと、テーマが気になる内容だったから、最初から読んだ。たまたま結果的に今年最初に読み切った本…

記録から見えること

数年前からアプリで読んだ本の管理をしている。 初めは自己評価や感想も書いていたのだがだんだん面倒になり、今はただ、何という作品を読んだか記録しているだけになった。 漫画の単行本もカウントに入れているので、前の巻と今回で大した違いのないものも…

乱読の果てに

この前積読の話を書いたが、僕には最初だけ読んだ本や最初だけ聴いたCDも多い事に気がついた。飽きっぽい性格が災いしての事だが、結果として積み本が増える事の要因にもなっているのだろう。 だが、その副産物として、知識の数珠繋ぎが偶然、しばしば起こる…

ツンドク または増大するエントロピー

自分の部屋を見るといつも考えてしまう。 読んでない本、聴いてないCD、手つかずのゲームの山なのだ。 いつか読む。いつか聴く。いつかやる。今買わなきゃ二度と手に入らない。そう思って毎度買っているのだが、その「いつか」は自分がその気にならないとや…